【Q&A】週刊新潮に掲載された「漢方の大嘘」

■ご質問

雑誌で「漢方の大嘘」というのが掲載されていました。主にツムラに問題があるように載っていましたが心配です。大丈夫でしょうか?

■回答

週間新潮の’17年9月14日号と翌週の21号に掲載された記事のことですね。

本誌怒り爆発の徹底糾弾スクープ:売上げ1150億円! シェア8割独占!「ツムラ」が国民を欺いた!! 「漢方」の大ウソ!
■死者まで出ている「副作用」事典 監修 筑波大学名誉教授 内藤裕史

 

 

 

 

大きく、ツムラのやり方(健康保険制度とマニュアル漢方)に問題があるということと、漢方薬の副作用についての2つの構成になっています。

ツムラは、健康保険扱いの漢方薬シェアで8割超。医師が簡単に漢方薬を選べるようにマニュアル漢方(病名漢方)をすすめて、それがいろいろ問題あるというようなことが書かれています。
このことは、業界では有名で、医院では証を見極めずに漢方薬を選択したり、構成されている生薬を意識せずというのが一般的。
そもそも診察に時間をかけられないというところが問題かもしれませんが・・。
これでは、効くか効かないかは運しだいのところもありますし、副作用への対処も問題があります。
(証の見極め方は、日本漢方やら中医学やらいろいろありますが・・)

実際、当店ご来店のお客様で、脊柱菅狭窄症の痛みやしびれでドクターに処方された芍薬甘草湯を1ヶ月以上飲まれていた方が複数おられます。
そのうちの1名は2ヶ月きっちり服用し、むちゃくちゃ足がむくみ、かなり筋力も低下されていました。
甘草は1日服用量が通常5グラムまでですから、芍薬甘草湯の長期服用は偽アルドステロン症を発症する可能性があります。こんなことは常識のはずなんですが・・。

あと、副作用編では小柴胡湯での間質性肺炎や山梔子の問題とか、上記の甘草の副作用とかが載っています。
これは漢方薬局・薬店ではすべて一般的に知られていて、注意していることかと思います。

漢方薬にも副作用はあります。もっとも、西洋薬とくらべてば非常に少なくしかも穏やかな副作用ですが・・。

週刊新潮の記事は、医療用漢方製剤のことですが、写真は一般用医薬品(漢方薬)で、これは間違ってました。

参考までに、ツムラが医師に配布されているマニュアル。
これで、病名に対して番号が選ばれています。
近隣の内科で、これをさらに簡素かされた表を見たことがあります。
患者からは見えない位置に張ってましたが、ベッドに横たわったときに見えました。鼻炎=○○、のど痛=○○といったのが表になってました。

 

この記事が掲載された2週間後に今度はサンデー毎日に、新潮のこの記事を否定するような内容のことが掲載されました。
ツムラの漢方を擁護するような内容ですが、ツムラが書かせたのでしょうか?