ノドの痛みから始まるカゼに:金鈴感冒錠(きんれいかんぼうじょう)症例

近年、ノドの痛みから始まるカゼが増えています。
元々、日本は湿度の高い国でこのタイプは少なかったわけですが、乾燥する暖房が増えたためだからだと考えられます。
このタイプのカゼに葛根湯を用いることは適切とは言えません。

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当店でも、昨年12月半ばにノド痛から始まるカゼ用に「金鈴感冒錠」を導入しました。
2月段階で5例の症例の結果が判明しましたのでご紹介します。

1、50代男性(2日分服用)
  ・服用前日=ノドに違和感があるが様子見。
  ・1日目=朝:かなりノドの痛み。ツバを飲み込むとかなり痛い。熱は微熱。
       昼:金鈴感冒錠を入手し服用=2時間くらいしたら痛みがなくなる
  ・2日目=ノドの痛みはないが、咳が残る。
  ・3日目=ノド系の症状はなくなり、鼻が出るようになる。その後鼻がとまりカゼ引き終了
2、10代女性(1回分服用)
  ・服用前日=ノドの痛みが発生。
  ・1日目=夕:金鈴感冒錠を入手(お母様が購入)し服用。飲んだのはこの1回のみ。
  ・2日目=朝:すでにノド症状はなくなるが、鼻が出るので小青竜湯を服用。その後、約1日で鼻がとまりカゼ引き終了
3、50代女性(3回分服用)
・1日目=朝からノドに違和感があり次第に痛くなる。昼:金鈴感冒錠を入手し服用。
・2日目=ノドの痛みはないが、37度くらいの熱があり少し咳がでる。夕ご飯前に2回め服用。
・3日目=朝、ほぼカゼの症状はなくなるが、たまに咳がでるので念のため3回め服用。
・4日目=消化不良気味になる。その後カゼは治った模様

4、ご夫婦(ふたりとも、2回分服用)
・服用前日=相次いでノドの痛みと少しの寒気が発生
・1日目=昼に金鈴感冒錠を購入し服用。念のため夜に服用
・2日目=起きたら、二人ともノドの痛みが収まり、カゼ症状が治っていた。

50代男性のほうは、昨年同時期に同様のカゼになり、ガラガラ声の後、声が出なくなったので、かなり効果があったわけです。
10代女性のほうは、受験生なので早期回復が必要で、お母様に喜ばれていました。
ご夫婦で服用された方は、そのすばやい効果に大変驚かれていました。

鼻水や消化器系症状には効かないので、その場合は小青竜湯や柴胡桂枝湯に切り替えまたは併用となるかと思います。

価格が非常に高い生薬を使用しているので、3日分で1900円台(税込)と価格は高めですが、ノド痛などに、かなり早く効果がでています。
ちなみに、中医学(中国漢方)の薬で、日本漢方の薬ではないので、今のところツムラでの取扱はありません。

(追記)その後、服用されているお客様が増えていますが、即効性が高く非常に満足度が高いお薬です。あるお客様からは「この薬が普及したらカゼでお医者様にかかる人が大幅に減るのでは」と言われたほどです。

■カゼへの漢方薬例

金鈴感冒錠(きんれいかんぼうじょう) ノドの痛みから始まるカゼに
柴葛解肌湯(さいかつげきとう) ゾクッとした寒気から始まるカゼやインフルエンザの初期から後期まで
葛根湯(かっこんとう) ゾクッとした寒気から始まるカゼの初期(発症後半日~1日程度)。消化器症状に効果が弱い。
柴胡桂枝湯(さいこけいしとう) カゼの中後期に。上部消化器系にも効果。
藿香正気散(かっこうしょうきさん) 胃腸型の風邪に(夏カゼでは胃腸症状が起こりやすい)
小青竜湯(しょうせいりゅうとう) 水のようなサラサラとした鼻水、痰や咳が多く出る風邪に
竹葉石膏湯(ちくようせっこうとう) いつまでも残るしつこい咳に
麦門冬湯(ばくもんどうとう) ノドが乾燥して出る咳に

 

かぜを引くということは、体が弱ってきている証拠。
あった漢方を飲んで、はやめに休息をとってなおしてみてはいかがでしょうか。
予防では、十分な休息やビタミンCを摂ること、乾燥を防ぐことでしょうか。

漢方薬は症状だけでなく、体質を見てお薬を選ぶ必要がありますし効果に個人差があります。
漢方薬に詳しい薬剤師・登録販売者にご相談ください。