便秘と漢方 お悩み別漢方

便秘には、腸の機能低下などで起こるものと、病気が原因で
おこるものとがあります。
前者の原因としては、食事の量が少ない(又は食物繊維の量が少ない)や、
便意をがまんし続けて、反射が鈍くなり便意が起こらなくなることがあります。

漢方薬では、便秘のみの症状では西洋薬の下剤的な使い方となりますが、
便秘以外の症状もある場合は、体質改善をおこなって、お通じを改善していくような使い方となります。
たとえば、気滞・お血はいずれも「つまり体質」であるわけで、それをなおしていくというやり方です。

■下剤的な使い方
  ・大黄甘草湯(だいおうかんぞうとう) 
    便秘のファーストチョイス。習慣性便秘に。
    どんなタイプでも頓服利用はOK。
    ただし継続し続けられるのは実証のみ
  ・麻子仁丸料(ましにんがんりょう)
    コロコロした便が出る方へ。

■体質改善的な使い方
  ・小建中湯(しょうけんちゅうとう)
    子供用。腸のはたらきを調整。胃腸の弱い方に。
  ・桃核承気湯(とうかくじょうきとう)
    瘀血(おけつ)症状のある便秘の方に。
  ・柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)
    不眠などの精神不安の症状をともなう方に。
  ・防風通聖散料(ぼうふうつうしょうさんりょう)
    高血圧や肥満をともなう方に。
  ・加味逍遙散料(かみしょうようさんりょう)
イライラ、不眠、憂うつなどの症状をともなう方に。


16-0710-02防風通聖散

 

便秘をなおすには、食生活や生活習慣の改善が大切です。
毎日、がまんせずにトイレにいく、運動をする、食物繊維を多く含む食事をとる
などです。

漢方薬は症状だけでなく、体質にあわせて選ぶ必要があります。
漢方薬に詳しい薬剤師・登録販売者にご相談ください。