顆粒(エキス剤)より煎じ薬のほうが飲みやすいものも多い

煎じ薬は顆粒(エキス剤)より飲みにくいと思っておられる方が多いですね。特に苦いというイメージ。
顆粒は煎じ薬から作られるわけですが、煎じ薬を高温で濃縮した後スプレードライで粉末化、その後賦形剤を加えているので、精油成分が揮発したりしてかなり味が異なります。

確かに、黄連解毒湯(おうれんげどくとう)温清飲(うんせいいん)疎経活血湯(そけいかっけつとう)など飲みやすいとは思えないものもあります。ただ、これらでも全く平気とおっしゃる方もおられます。体質があっていたら身体が受け入れるということでしょう。

 

しかし、実際には煎じ薬のほうが顆粒より飲みやすいものも多い。

たとえば名前がよく知られている葛根湯(かっこんとう)
顆粒を飲むと、かなり不味い。逆に煎じ薬ですと、かなり飲みやすい。というよりお茶みたいで美味しいとおっしゃる方多数。

葛根湯は風寒型(寒気がする)タイプのカゼの初期(半日)や、肩こりに服用するのですが、顆粒ですと麻黄と桂皮という精油成分が生成時にとんでしまします。煎じですと、これが防げますし飲みやすいのでこちらが断然オススメ。
なお、ツムラの葛根湯顆粒の場合、1包2.5グラム中1.25グラム賦形剤(50%)です。

もっと煎じのほうが飲みやすいのがシモヤケや手足の冷えに用いられる当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)。読みにくいですが・・。

これの顆粒は非常にまずいと評判です。こちらも精油成分がとんでしまうので薬効的に煎じのほうがかなり高いのですが、煎じ薬を飲むと不思議と美味しいんですよ。
粉薬(顆粒)を飲まれたことがある方が、煎じを飲まれてびっくりされたことがあります。

薬効は 煎じ薬 >> 原末入顆粒 > 顆粒
味は  煎じ薬 >> 顆粒 > 原末入顆粒

といった感じで、シャープに効かせたい場合は煎じ薬、忙しい方で長期間飲み続けたい場合は(原末入)顆粒という使い分けでしょうか。

KAMPOペンギン堂では、葛根湯・当帰四逆加呉茱萸生姜湯の両方とも煎じ薬を1包から購入・お飲みいただけます。
気になるかたは、一度試されたらいかがでしょうか。