脂質異常症、高脂血症、高コレステロールの症状を改善

コレステロールについて

コレステロールは、細胞の構成物質で、副腎皮質ホルモン等の生理活性物質の産生にかかわる不可欠な物質です。

コレステロールの産生・代謝は、主に肝臓で行われます。

肝臓から末梢組織にコレステロールをおくるものがLDL(低密度リポタンパク質)で悪玉コレステロール
末梢組織から肝臓にコレステロールをおくるものがHDL(高密度リポタンパク質)で善玉コレステロール

この2種類のタンパク質で、肝臓と末梢組織とをコレステロールが往来していますが、LDLが多くHDLが少なくなると、コレステロールが末梢組織側にかたより、生活習慣病につながりやすくなります。

LDLが140mg/dL以上
HDLが40mg/dL未満
中性脂肪が150mg/dL以上
のいずれかである状態を、脂質異常症といいます。

漢方薬(中医薬)で血管内の大掃除を

漢方薬には直接的にLDLを下げたりHDLを上げたりする作用はありませんが、血管内にこびりつくコレステロールを掃除したり、血管を強くしたりするもの、ストレスが原因の場合それを改善するものなどがあります。

総コレステロールが高めの人で血管年齢が気になる方は、血管内の大掃除がおすすめです。

駆お血剤として、丹参を主薬とする冠心二号方が用いられます。
日本漢方(薬)ではなく、毛沢東主席の心臓病用に開発されたお薬(中医薬)です。

■主薬丹参の作用:血流を良くする、血圧低下、血栓形成防止、血液粘度低下、血管強化、抗酸化作用

(駆お血剤ですので、血虚の方が使用されるときは、補血などが必要となると思います)

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1年に1度血管壁にこびりついたコレステロールなどを、掃除してみてはいかがでしょうか。

また、ストレスなどによる気滞が原因である場合もあり、その場合は他の漢方薬が用いられます。

漢方薬以外ではオメガ3・田三七人参・循環元

オメガ3(EPA・DHA)

補助はサプリメントとなりますが、一価不飽和脂肪酸のオメガ3(アルファ・リノレン酸)を摂るのがおすすめ。
青魚、エゴマ油などに含まれているEPA・DHAなどです。
血中のLDL(悪玉コレステロール)を低くし、HDL(善玉コレステロール)を高める働きがあるとされています。青魚でEPAをとる場合、大量に食べる必要がありますので、サプリメントが便利。
冠元清血飲(冠心二号方)と一緒に摂るのがおすすめです。

ちなみに、オメガ6(リノール酸)は体内で合成できない必須脂肪酸ですが、摂りすぎるとHDL(善玉コレステロール)も下げるので注意が必要です。コーン油、ひまわり油、アーモンド油、大豆油、ゴマ油などに含まれます。

オメガ9(オレイン酸)は、動脈効果予防によいとされていますが、体内で合成できる脂肪酸で必須脂肪酸ではありません。オリーブ油、キャノーラ油などです。

田三七人参(田七人参、三七人参)

血中のコレステロールや中性脂肪を減す効果があるとされているものとして、田三七人参(田七人参)があります。
日本では健康食品ですが、中国、米国、ドイツでは医薬品です。

田三七人参の様々な働き
・動脈効果、狭心症予防に(コレステロールや血液中の脂質バランスの正常化)
・高血圧、低血圧のどちらにも
など

※ただし、日本で販売されている田三七人参の品質は、メーカー間で非常にばらつきが大きいと言われています。

循環元

高脂血症用というより、血液循環改善(結果として高血圧、動脈硬化、脳梗塞、心筋梗塞、狭心症、静脈瘤の予防改善)を期待するものです。

EF(エイセニア・フェティダ)精製末、田七人参、 フランス海岸松、ギャバが含まれており、巡りをサポートします。
EFは中国・韓国では医薬品成分としての取扱です。

 

※上記はいずれも健康食品で医薬品ではありません。商品本体と関連付けての効能はうたえません。

生活習慣の改善も大切

コレステロールは、主として食事からの糖質・脂質から産生されます。したがって、糖質・脂質を多く含む食品の過度の摂取を控えることが必要です。

また、日常の生活に適度な運動を取り入れることが大切です。

漢方薬は症状だけでなく、体質を見てお薬を選ぶ必要がありますし効果に個人差があります。
漢方薬に詳しい薬剤師・登録販売者にご相談ください。