腰痛(ぎっくり腰、慢性腰痛)

急性、慢性にかかわらず、腰痛のお悩みがある方多いですね。
椎間板ヘルニア、脊柱菅狭窄症や内科系の疾患が思い浮かかと思いますが、実際にはその85%は原因不明とされています。
近年の研究ではストレスも原因ということがわかってきています。
内科系疾患である可能性がる場合は、早めに病院で検査してもらうことをお勧めします。

漢方では、
「腎」(泌尿器系、生殖器系)の働きの低下や、「血」や「水」の滞りや量の不足と関係していると考えます。
この状態をよくする漢方薬を用いて、症状を改善していきます。

ギックリ腰(急性の腰痛)
モノを持ち上げたときなどの何らかの動作で腰に激痛がはしり、痛みで動けなくなります。
なにもしなくても、日が経過するとおさまりますが、その場合には痛みに耐えなければなりません。

漢方薬:5日~10日程度の服用となります。

  ・疎経活血湯
  ・独活寄生丸
  ・五積散
  ・芍薬甘草湯
  ・地竜

この中から体質・症状にあわせて組み合わせます。
できるだけ早く痛みをおさえたいわけですから、当店ではできるだけ効きのシャープな煎じ薬をおすすめしています。

ギックリ腰になりやすい方は、「ギックリ腰常備薬セット」を用意しておき、発作時に速やかに飲めるようにしておくことをおすすめします。
加えて、ギックリ腰にならないよう、腰に負担がかからないような生活スタイルも重要です。

慢性の腰痛
 動くほど痛くなる慢性の腰痛。
原因は、骨や筋肉、神経、ストレス、内蔵の病気などとなります。内蔵が悪い方は病院で精密検査をする必要があります。

漢方薬:こちらは、1ヶ月~半年程度の服用となります。
  ・独活寄生丸
  ・五積散
  ・きゅう帰調血飲第一加減

加齢によるものや虚証(スポーツ腰痛などの一時的なものも含め)の方には独活寄生丸、冷え込むとひどくなる方には五積散、産後や月経周期に関連したものは芎帰調血飲第一加減という使い分けです。

独活寄生丸は痛みをおさえる標治と、骨と筋肉を強化する本治両方に使えるので、お客様からは好評です。骨や筋肉、神経によるものに用いられます。私も朝起きたときに腰の痛みがひどいときは、独活寄生丸(場合によって五積散)を飲みますが、しばらくするとすーっとおさまります。

また、ストレスが原因の場合、気をはらすタイプの漢方薬が用いられます。

 

漢方薬は症状だけでなく、体質を見てお薬を選ぶ必要がありますし、効果に個人差があります。
漢方薬に詳しい薬剤師・登録販売者にご相談ください。