ペンギン通信5月号

新型コロナウイルス感染症対策は、マスク・手洗いなどに加えて体調を整えておくことが大切です。
体質にあった漢方薬を飲むということに加え、体質にあった食事をとるということも大切だと思います。ということで薬膳(五性)について簡単にまとめてみました。

「医食同源」「薬食同源」という言葉があるように、東洋医学では食材にも薬効のような作用があるとされています。この食材の薬効を考え組み合わせた食事を「薬膳」といい未病の改善を改善し病気の予防するのに重要な働きをします。

薬膳は、誰にでも同じものをというものではありません。TVや雑誌では、△△には○○がいいという決めつけられてますが、体質にあわせることが大切です。

薬膳の考え方としては五性(四気)、五味というものがあります。
五性には寒性、涼性、平性、温性、熱性があり、五味には酸味、苦味、甘味、辛味、鹹味があります。今回はこのうち五性を解説します。

(寒性・涼性)体の余計な熱を取り除く

=のぼせ・ほてり、神経たかぶり、興奮して眠れない、ニキビなどの炎症がある人などに。
寒性が体を冷やし、涼性が体をやや冷やすという感じです。

★寒性の食材:カニ、ハマグリ、牡蠣、アサリ、シジミ、昆布、ナス、キュウリ、トマト、バナナ、スイカ、白砂糖など
★涼性の食材:豆腐、ミカン、イチゴ、小麦、レタス、オリーブオイルなど

(平性)温めも冷やしもしない

○ 平性の食材:カツオ、サンマ、イカ、タコ、豚肉、鶏卵、大豆(枝豆)、小豆、キャベツ、ブロッコリー、黒砂糖など

(熱性・温性)体を温める、経絡をあたためて気血の流れをよくする

=顔色が白っぽい、冷え体質、血行やリンパ液の流れが悪く痛みがある、冷えると痛みが酷くなる、色のうすい鼻水や痰がでるなどの症状がある人に向いています。
熱性が体を温める、温性が体をやや温めるという感じです。

■ 熱性の食材:羊肉、胡椒、シナモン、トウガラシ、山椒など
■ 温性の食材:ブリ、サバ、アジ、マグロ、エビ、イワシ、牛肉、リンゴ、モモ、パイナップル、ネギ、ニンニク、シソ、ニンジン、ショウガ、タマネギ、味噌、ベニバナ油など

特に女性は経血で血を消耗する関係で、冷え性の方が多いです。五性を考えながら冷えすぎないような食事にするようおすすめします。たとえば,生野菜がよさそうということで、キュウリ・トマトなどの夏野菜を食べすぎると体を冷やします。

次回は五味を取り上げる予定です。