めまい(目眩)

めまいでお悩みの方、結構おられると思います。

そういう私も、めまいに悩まされたことがあります。
突然、おそってくるめまい。ふわっとした直後に気分が悪くなるんですよね。

脳のMRIでは異常なし。内科やめまいに強いとされる大阪の耳鼻科にいったり、整骨院にいったりしましたが、治りませんでした。
処方された薬は、
西洋薬ではメニエール用の薬イソルビド(これが非常にまずい)、抗不安薬など。
漢方薬では苓桂朮甘湯顆粒(ツムラ)

いずれも、効き目はありませんでした。苓桂朮甘湯顆粒(ツムラ)は長期間飲んだのですが、全く効果なし。
(苓桂朮甘湯は桂皮の占める割合が多く、顆粒ではそれが製造工程で霧散しているからかもしれません)

その後、漢方煎じ薬を飲むようになってようやく改善し、ほぼでなくなりました。
期間ですが、徐々に改善して、ほぼ出なくなるまで1年くらいかかったでしょうか。
途中から、めまいに気づかなくなってきたので漢方薬の飲み忘れが頻発しましたけど・・。

当店にも、同じような症状の男性(どこにも異常がないが、突然ふらふらして気分が悪くなる)が来られましたが、2ヶ月程度煎じ薬を飲まれておさまりました。
先日少し遊びに来られましたが、今のところめまいはおこっていないとこのこと。また出だしても、事前対処する薬があるのがわかったので喜んでおられました。

用いられる漢方薬

めまいと言えば、病名漢方では苓桂朮甘湯や五苓散がよく用いられます。
しかし、痰湿(水毒)でおこるめまいとは限りません。証によって用いる漢方薬が選ばれる必要があります。

■疲れ・加齢によるめまい(腎虚)
 ◆滋腎通耳湯(じじんつうじとう) 耳なりや聴力低下も気になる
 ◆杞菊地黄丸(こぎくじおうがん) 目のかすみや視力低下なども気になる
 ◆独活寄生丸(どっかつきせいがん) 脊柱菅狭窄症にともなう

■自律神経の乱れによるめまい
 ◆釣藤散(ちょうとうさん)

■体内に余分な水がたまったり偏在しておこるめまい(痰湿)
 ◆沢瀉湯(たくしゃとう) 回転性、発作性のめまい
 ◆五苓散料(ごれいさんりょう) のどの渇き、むくみがある
  ※五苓散料+柴胡剤、五苓散料+婦人宝というような使い方もする
 ◆苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう) たちくらみ、起立性

■低血圧傾向で顕著な冷えがあるめまい(浮遊感があるめまい)
 ◆強蘇生散(きょうそせいさん)

■神経質な方で不安感があるめまい
 ◆半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)

■胃腸虚弱で頭痛などをともなうめまい
 ◆半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう)

■お血(血の滞り)でおこるめまい
 ◆冠心二号方/環元清血飲(かんげんせいけついん)
 ◆きゅう帰調血飲第一加減(きゅうきちょうけついんだいいちかげん)
 ◆桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)丸薬または煎薬

■血虚(血の不足)でおこるめまい/貧血のようなふらつき、たちくらみ
 ◆婦人宝(ふじんほう)
 ◆当帰芍薬散料(とうきしゃくやくさんりょう)

女性の月経周期にあわせておこるめまいは、お血や血虚である場合が多い。

 

漢方薬は症状だけでなく、体質を見てお薬を選ぶ必要があります。
漢方薬はその効果に個人差がありますので注意願います。