夏カゼの季節か

KAMPOペンギン堂の玉置です。

今年は梅雨明けは遅かったものの、暑い日が続いています。

このところ増えているのが、夏カゼを引いたというお客様。

夏カゼと言うと、いわゆる「胃腸カゼ」が多いと思われがちです。
しかし、案外喉の痛みから始まり、途中から鼻がでて、そのあとに咳がなかなか止まらないというお悩みの方が多いものです。
カゼには葛根湯と思われていますが、葛根湯は胃腸カゼ(胃腸炎)や喉の痛みから始まるカゼには用いません。夏ですと、葛根湯は冷房かけすぎでおこるような「ぞくぞくする」状態から始まるカゼの初期に用います。ただ、汗をかくまでの服用ですので、夏には特に使いにくですね。

当店でよく使うものとしましては
「喉の痛み」から始まるカゼ:天津感冒片(てんしんかんぼうへん)
「下痢」などがある胃腸カゼ:勝湿顆粒(しょうしつかりゅう)
「ぞくぞく」した寒気からはじまるカゼ:柴葛解肌湯(さいかつげきとう)
カゼのあとの「しつこい咳」:竹葉石膏湯(ちくようせっこうとう)

潤肺糖漿や小青竜湯合麻杏甘石湯もでます。

漢方薬は効くのに時間がかかると思われがちですが、天津感冒片や勝湿顆粒などはかなり早期に効きます。この2つは常備しておくのがおすすめです。もちろん夏以外でも使えます。ただ、ワシントン条約対象で供給が制限されている動物性生薬(羚羊角)を使っている天津感冒片はメーカーからの供給が不安定というのがネックです。

あと、冬と比べて少ないですが、予防用に板藍のど飴をお買い求めされるお客様もおられます。

予防としましては、冬同様の手洗い励行に加えて、冷房で冷やしすぎない、冷たいものを摂りすぎないなどですね。