最近多いご相談(3-5月)子宝、めまい・耳鳴り、不眠・神経症

2021年3月から5月15日までの、ご相談内容を確認してランキングしました。

Ⅰ位 子宝相談(不妊症)
2位 めまい・耳鳴り
3位 不眠症・神経症

春から心機一転なのか、今回は子宝相談がトップとなりました。
基本的に30代~40代の女性からのご相談で、中にはご主人にも課題がある方もおられます。
妊娠しやすい身体とは、「卵巣力(よい卵を育てる力)」と「子宮力(受精卵を着床させ育てていく力)」が高いということです。
その卵巣力UP、子宮力UPのサポートに漢方薬(主に中国漢方)を用いていますが、当店では「月経周期調節法」を採用しています。
月経周期調節法とは、主に基礎体温の変化にを見ることにより、ウイークポイントを改善させていくものです。実際、妊娠されたお客様は、徐々に基礎体温が揃ってきてからよい結果がでてきています。
実際には、基礎体温に加えて検査結果のなども加味しながらということになります。たとえば、多嚢胞性卵巣症候群や高プロラクチン血症などの方もおられますので、それへの処方も検討します。基本は補血・活血剤で、タイプにあわせて補腎陰・補腎陽・化痰剤を用います。

2位はめまい・耳鳴りですが、どちらも本人様にはつらいものです。
めまいには「グルグルめまい」や「ふわふわめまい」があります。また起立性のものもあります。
耳鳴りも、いろいろなタイプがありますが、年配の方は「ジー」という蝉の声が多くなります。これは加齢にともなうもの(腎虚)と考えられます。お若いかたでは「キーン」という音も多いです。
「めまいだからこれ」「耳鳴りだからこれ」という漢方薬はありません。TVなどで当帰芍薬散を独自の名前をつけて「耳鳴り」に効くと販売されています・・。確かに血の道症の一環での耳鳴りに効くことはありますが、腎虚型の耳鳴りに使うものではありません。
漢方屋さん(お客様からよく言われます)に相談されることをおすすめします。めまいのほうは、結構シャープに効くケースが多いです。

3位は不眠症・神経症ですが、春になると不安神経症などが増えます。5月病もありますし。
その人のタイプ(証)によって、もちいる漢方薬がことなります。女性はPMSの際に悪化するケースが多いのですが、男性の場合は別の原因があるので、それぞれ処方が変わってきます。
相談される方の多くは、ベンゾジアゼピン系の抗不安薬や睡眠薬は依存性が高いので、漢方でという感じです。