新型コロナへ漢方で立ち向かう

このところ、新型コロナウイルス感染症に対して予防または治療の漢方薬が無いかとの問い合わせ・相談が増えています。

当店の公式LINEに登録いただいているお客様には情報を配信済ですが、考え方について少し書いてみたいと思います。

現在、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対して、特効薬がありません。コロナウイルスそのものは、カゼの代表的なウイルスです。このCOVID-19は新型で、急速に重篤化が進み肺炎となる可能性があるのが特徴です。

したがって、対策としましては①免疫力を高めるなどで予防することと②初期対応で重篤化を防ぎたいということがポイントとなるかと思います。

予防

①の予防ですが、衛気(えき)を高めて粘膜のバリア力をUPさせ免疫力をアップさせることが中心となります。加えて、消化器系に負担がかかっても免疫力が落ちますから、これが弱らないようにする必要があります。

漢方薬では衛気を高めるものや、気を補うものを使います。たとえば粘膜が弱い人では、衛益顆粒などを用います。

食品扱いのものでも、抗菌作用が期待される板藍茶や金銀花などがありますが、ネットでは質が悪いもや通用より価格が高いものが売られているので、きちんとした薬局薬店で購入されるのがおすすめです。ただし、板藍茶を中心に非常に品薄です。

日常生活では、胃腸に負担がかかる暴飲暴食や冷たい食べ物・飲み物を控えることが大切です。冷たい水は自然界の水である井戸水の水温(17度前後)未満は、胃腸に負担をかけると言われています。

初期対応

②のかかったかもしれない時ですが、この初期にはカゼかどうかの判別がつきにくいと思います。普通のカゼと違うのは、新型コロナの場合、急速に体の奥(肺)に入り込んで悪化するところです。

したがって、最近の日本漢方でよく使われている葛根湯とか麻黄湯とかの単なる解表剤(体の表面の邪をおいだす)では間に合わない可能性が大です。

このような場合、体の外の邪と内側の邪を追い出す作用がある柴葛解肌湯 (さいかつげきとう). を用います。葛根湯+小柴胡湯+石膏のような漢方で、インフルエンザでも使っているものです。実際、スペインカゼの時にも活躍しましたし、当店のお客様でもインフルエンザがわずか1日で治った方がおられます。これに初期で喉の痛みがある場合、金銀花などが入った薬(こちらは中薬)を用います。ただし、高齢者には柴葛解肌湯 (葛根湯や麻黄湯もですが)の服用をおすすめしません。だれでも飲めるわけではありませんので、実際には漢方薬局・薬店と相談お願いします。

上記は、もちろん普通のカゼでもインフルエンザでも使えます。ただし、新型コロナの可能性が出てきたと思われる場合や重篤化しそうな場合には、早急にお近くの保健所に相談されることをおすすめします。

動画編


開始位置
0:00