頭痛と漢方薬 

15歳以上の日本人のうち、3人に1人は頭痛もちと言われています。

特にに明確な病気があるわけではないのに繰り返し起こる頭痛を機能性頭痛(一時性頭痛)といい、
代表的なものに、緊張型頭痛、片頭痛、群発頭痛(数は少ない)があります。
ハンマーで殴られたような痛みがあるような頭痛は症候性頭痛(二次性頭痛)の可能性があり、くも膜下出血など危険なものもありますので、早期に病院での検査が必要があります。

頭の横の筋肉や、肩や首の筋肉が緊張することでおきるのが「緊張型頭痛」
精神的なストレスや長時間のデスクワークなど同じ姿勢を続けたことによって、血行が悪くなり首や頭の筋肉が緊張してしまうことで起こります。
症状は、後頭部を中心に頭全体が締め付けられるような重苦しい痛みです。
温めたり、首・肩付近をマッサージをするとラクになることがあります。

脳の血管が急激に拡張して起きるのが「片頭痛」
ストレスや疲労の他、女性に多いことから、女性ホルモンが何らかの形で関わっていると見られています。
症状は、「ズキン、ズキン」と波打つような強い痛みで、光や音に敏感になったり吐き気などを伴います。
温めたりすると症状が悪化します。痛む部分を冷やし休息するのがおすすめです。

男性よりも女性のほうが頭痛の症状を訴えるケースが多い状況です。
これは女性のほうが首などの筋肉が弱いことで緊張型頭痛がおこりやすいこと、ホルモンバランスの乱れにより片頭痛がおこりやすいことなどとされています。

よく使う漢方薬

体質・症状と本治・標治で使い分けます。

たとえば、月経周期にあわせて片頭痛がおこるような女性が芎帰調血飲第一加減を服用されると、片頭痛の発生回数が減少していくケースが多いです。
ただ、鎮痛剤ではありませんから、頭痛発生時に飲んで改善するものではありません。片頭痛発作時には五苓散煎薬がよく効き、中には数分で収まる人もおられます。

緊張型頭痛の場合は、酷い肩こりを併発されている人が大半で、これもあわせて対処します。
通常は、冠元顆粒を使いますが、特に酷い場合には葛根湯煎薬を最初の数日服用いただきます。葛根湯は煎薬がよく奏功します。ただし葛根湯は麻黄剤ですので、長期服用には適さず短期服用に限ります。

当店は場所がらか、お子様の頭痛でお悩みの親御様がこられます。一般的に、頭痛だけでなく他の症状もあるので、頭痛薬ではなく、その原因を除く漢方薬を用います。

冠元顆粒(かんげんかりゅう)
芎帰調血飲第一加減(きゅうきちょうけついんだいいちかげん)
婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)
清上蠲痛湯(せいじょうけんつうとう)
頂調顆粒(ちょうちょうかりゅう)
五苓散煎薬(ごれいさん)
葛根湯煎薬(かっこんとう)
釣藤散煎薬(ちょうとうさん)