不妊 -妊活漢方

漢方での不妊症への考え方としては、妊娠しやすいコンディションづくりをサポートし妊娠に結ぶつけるというものです。
不妊だからこれという漢方薬ではなく、弁証(中医学での体質・症状)や弁病(病院での検査結果)を組み合わせてお客様にあった薬を選択します。
女性不妊だけでなく、男性に原因がある場合も以外に多いのも要注意です(男性のみでの原因が約2割)

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女性不妊

当店では、月経周期調節法を取り入れています。
体質と月経周期・基礎体温の変化ににあわせた中薬(漢方薬)を用いて妊娠しやすいコンディションを作るもので、漢方薬を使った不妊治療の中で最も有効な方法です。

毎日、起床直後の体温をはかりましょう。

基礎体温の変化を見ることで、体の状況を知ることができます。

望ましいのは、生理周期が28日程度、基礎体温が2層(低温期と高温期)にわかれておりその範囲内であまり上下動がないこと、低温期(排卵期)から高温期(黄体期)へスムーズに移行し且つその差が0.3~0.5℃程度です。

実際の子宝相談では、基礎体温の変化、月経痛の程度、非月経時の痛み、血塊の有無と色、月経量、婦人系の病歴、子宮内膜の厚さなどの検査結果などをお伺いし、月経周期にあわせた漢方薬を提案していくこととなります。
無月経、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)、高プロラクチン血症、子宮筋腫や子宮内膜症がある場合などは、その対処からはじめます。

基本的な考え方は、「いい卵子(卵)をつくる力をあげること」と「受精卵を着床させて育てていく力をつける」ことになります。ということで、養血を土台に活血・補腎していきます。

特に、昨今では結婚年齢の上昇により婚活年齢も上昇してきており、補腎(アンチエイジング)が大変重要となってきています。補腎剤は日本漢方(一般的な漢方薬)では、植物系の弱いものしかないので、効きの良い中国漢方(中成薬)をよく使います。

当店の場合ですと、40代前半までは自然妊娠希望のお客様が大半ですが、40代後半になりますと体外受精や人工授精での卵質向上をご希望のお客様方ということになります。

月経周期調節法では、卵胞期に補腎(陰)剤、高温期に補腎(陽)剤を用います。特に卵胞期がポイントで、ここに効きの良い補腎陰剤を用いますと、卵がよく育ちます。体外受精や人工受精をされている方がこの補腎剤を服用しますと、結構早くからその効きを実感されます(随時検査されていますから)。

子宝相談におこしいただく際、基礎体温表をつけておられる方は数ヶ月分お持ちください。過去に病院で検査された方は、できるだけ検査結果(FSH、LHなどの数値)もお持ちください。

よく用いる漢方薬・中成薬など

婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)
強下血散(きょうげけつさん)
芎帰調血飲第一加減(きゅうきちょうけついんだいいちかげん)
冠元顆粒(かんげんかりゅう)

参馬補腎丸(じんばほじんがん)
参茸補血丸(さんじょうほけつがん)
至宝三鞭丸(しほうさんべんがん)
杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)
瀉火補腎丸(しゃかほいんがん)
逍遥顆粒(しょうかりゅう)
加味逍遙散(かみしょうようさん)
女神散(にょしんさん)

温胆湯(うんたんとう)
折衝瘀血散(せっしょうおけつさん)
星火亀鹿仙(せいかきろくせん)
田三七人参(でんさんしちにんじん)
シベリア霊芝(しべりあれいし)
プラセンタ製剤

検査結果、基礎体温の変化や月経の状況などと月経周期にあわせて漢方薬(中薬)を選びます。

費用ですが、血虚証での調経で妊娠にいたる場合は月額5000円台ですが、月経周期にあわせた治療ですと月額1-2万円程度、動物系の補腎剤を用いますとさらに1万円ほどかかるといった感じです。特に40代の方には植物系ではなく亀板などの動物系補腎剤を用います。
不妊用ですと、日本漢方は力不足のものが多く中国漢方を用いることが多くなります(特に補腎)。

期間ですが、個人差は大きく1-2ヶ月で妊娠というケースもありますが、一般的には6-12ヶ月以上はかかります。

男性不妊(リンク)