【Q&A】漢方薬に副作用はありますか?

■ご質問

漢方薬には副作用が無いイメージですが、副作用があるものはありますか?

■回答

西洋薬と比べると少ないとはいえ、漢方薬を飲むと副作用がでるケースがあります。

主に漢方薬を構成する生薬による副作用ですが、飲み始めに一時的におこる瞑眩反応によるものもあります。

瞑眩(めいげん)反応は、漢方薬を飲み始めた際に一時的に症状が悪化し、その後に症状が改善するものです。一時的で症状が軽ければ2-3日服用量を減らしたり服用間隔を伸ばしたりして様子を見て改善を待ちます。さらに悪化する場合は副作用ですので、服用をやめます。

構成生薬によるものとしては、麻黄(まおう)、附子(ぶし)、甘草(かんぞう)、大黄(だいおう)、山梔子(さんしし)、地黄(じおう)、当帰(とうき)などがあります。

麻黄は、含まれているエフェドリンに交感神経刺激などの作用があります。
葛根湯(かっこんとう)や麻杏甘石湯(まきょうかんせきとう)などに量が多く含まれおり、高齢者への投与は控える、高齢者でなくても短期服用に留める・他の西洋薬との飲み合わせに注意するなどの注意が必要です。

附子は、トリカブトの根を無毒化したもので、心悸亢進やのぼせなどの副作用があります。暑がりやのぼせがちの人には投与すべきではありません。
桂枝加朮附湯、八味地黄丸などに含まれていて、痛みを抑えるために附子剤が使われるケースがあります。

甘草は多くの漢方薬に含まれていますが、摂りすぎるとむくみや血圧上昇といった偽アルドステロン症の症状がでる場合があります。
甘草が多く含まれているものとしては、芍薬甘草湯が代表的です。一時的な痛み止めなどであればいいですが、長期服用すべきではありません。当店では整形外科で3ヶ月投与されて足がぱんぱんにむくんだというお客様が来店されたことがあります。

地黄や当帰、山梔子などは胃腸の弱い人が飲むと胃がむかむかしたりする場合があります。少量から飲み始めることや食後服用に切り替えると症状がおさまることが多いです。

上記とは別に西洋薬との飲み合わせ禁忌なものがあります。小柴胡湯とインタフェロン製剤などとの飲み合わせです。これは有名ですので、小柴胡湯をご購入される場合は確認があるはずです。